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2018年05月17日

【積立投資の ”デメリット” 】

 


NISAや確定拠出年金の普及に伴い、最近よく耳にする様になった「積立投資」。

積立投資とは、文字通り毎月の収入の中から一定金額をコツコツ積立てる投資方法ですが、”高値づかみ“を回避する方法(ドルコスト平均法)としても、本などで多く紹介されています。
投資をしたことがない初心者は、いつどのタイミングで、何に投資をしていいか解りません。

しかし少しずつ自動的に投資していく積立投資であれば、ドルコスト平均法の効果で購入価格が勝手に平準化されますので、投資するタイミングを考える必要がありません。
投資する銘柄は、アメリカや日本の株式指数に連動する投資信託で良いと思います。
月々1万円〜2万円と少額から始められ、また上手く運用ができれば、複利運用の効果で大きく資産が増える可能性もあります。

一見万能に見える積立て投資ですが、今回"あえて"積立投資、特に「海外積立」を契約する際の注意点やデメリットについてご紹介したいと思います。


【リスクが低くなる訳ではない】
よく「積立投資はリスクが少ない」と言う人がいますが、これは間違いです。リスクにさらされている金額と時間が同じであれば、リスクは同じになります。
例えば毎月積み立てられた後の100万円と、一括で投資した100万円は、購入するプロセスが違うだけで買い付け後に同じ投資対象に投資すれば、当然同じリスクになります。

【一括投資よりも複利効果が下がる】
例えば1000万円の余剰資金があり、月々10万円ずつ100ヶ月に分けて積立て投資をする場合。寝かせている資金は利益を生まず、また100ヶ月目の投資資金10万円には複利運用の効果はありません。
まだ積立てられていない資金(預貯金等)は、リスクにさらされていないので運用のリターンは得られません。

【上昇相場に弱い】
ドルコスト平均法は、価格が安くなった場合により多くの口数を買う為の投資方法で、下降相場に強い投資方法です。一方、上昇相場においては購入単価が上がり、一括投資に比べると値上がりの恩恵を受けられません。しかも皮肉なことに、いざ積立てのチャンスの下降相場になった場合は、不安心理から積立てを停止してしまう人が多く見受けられるのは残念です。

【積立てられなくなるリスク】
積立投資は、契約時の”お財布の状況”で長期プランを決めてしまうことは危険です
概ね10年以上の長期契約になる積立投資は、最悪を想定したプランニングをすることが重要です。海外積立商品の多くは「減額や停止ができる」融通性の高い商品が多いですが、積立て停止や減額をしてしまった場合は、ボーナスが受け取れなくなったり手数料率が上がる商品もあることに注意が必要です。

【為替リスク】
契約がドルやユーロ等の外貨建ての場合は、クレジットカードで支払う際に、円安になると支払いコストが大きくることに注意が必要です。
例えば500ドルの積立て契約の場合、1ドル/100円では50,000円の積立てですが、1ドル/200円になった場合は月々の積立て金額が100,000円になってしまいます。

以上、積立投資の主だった注意点を挙げましたが、それでも積立投資が「できるだけ早く目標資金をつくる為の、最善且つ唯一の方法」である事は事実です。

投資に限らず、メリットがあればデメリットがあります。

良い点だけを鵜呑みにせず、積立投資のデメリットや特徴をしっかり理解して契約することが大切ではないでしょうか。