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2018年05月07日

【会員専用 Weekly No.149】方向感が見られなかったNYダウ

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  1. 方向感が見られなかったNYダウ

  2. 日本企業の大型買収と円安基調

  3. 日欧の弱い経済統計

 

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Weekly 5月7日

 

方向感が見られなかったNYダウ

4日、最も注目される米雇用統計は就業者増加数が16.4万人と予想の19万人を下回った。失業率は3.9%と17年4か月ぶりの水準。市場が注目していた平均賃金は前年同月比+2.4%と43月の2.7%から鈍化しており、このため、10年債利回りが一時2.90%まで低下した。この日のNYダウは米中通商協議の長期化で一時売り先行したが、ホワイトハウスが「率直に議論した」との声明を発表したことで株価は反発、NYダウの終値は前日比332ドル高。結局日本のGW中のNYダウは前週比ほぼ変わらずの0.2%安となった。

先週の週明けのNYダウは148ドル安、27日の11ドル安に続き続落となったが、高値は24498.2ドルまであり、24500ドルを超えられなかった印象だ。それ以前には上回った場面もあったので、それほど厚い壁ではないと思うが、週後半には逆に24000ドル割れとなった。3日は200日移動平均値である23750ドルを瞬間割ったものの、すぐに回復している。しかし、この日は393ドル安したが、引けは5ドル高、1日も一時350ドル安したものの、64ドル安で引けている。ボラティリティインデックス(VIX指数)は週を通じて15ポイント台で推移しているので、売り仕掛けの動きとは見れないが、個別悪材料には敏感な地合いの様だ。30日は通信株とヘルスケア株が足を引っ張った。1日は決算発表をしたファイザーが3.3%安、一方、引け碁の決算発表を予定していたアップルが株価の戻りをけん引。

ロイターのコメントを借りれば、「市場では現在様々な力学が作用しており、方向感の無い取引になっている」。動向を左右する可能性があったイベントは、1〜2日FOMC、4日雇用統計と先週通過した。今週は10日消費者物価の発表となる。

27日発表の米1-3月GDP速報は年率前期比+2.3%、その前の四半期+2.9%から減速したが、市場予想+2.0%を上回った。米労働省発表の1-3月期雇用コスト指数は前期比+0.8%(市場予想+0.7%)、30日米商務省発表の3月個人消費支出で価格指数が前年同月比+2.0%、前月の+1.7%から拡大した。経済を強めと見るか、弱めと見るか。6月FOMCに向け、利上げ姿勢継続との見方になる公算がある。