AMI blog

2017年10月30日

【積立て投資へのアンチテーゼ】

経済ジャーナリストの萩原博子氏が、YAHOOニュースで「積立て投資は最悪の投資方法」と紹介しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171025-00531515-shincho-bus_all&p=2

主な理由としては、

・ドルコスト平均法の作用で価格が平均化される為、安い価格では買えない
・わざわざ価格を平均化させる為に、支払う手数料が高い
・販売者側のイメージ戦略

同氏が積立投資が最悪の投資方法という理由は当然で、理解できます。

しかし、そもそも積立て投資は、大きく勝つ為の投資方法ではなく、投資初心者がこれから資産運用をするにあたって「負けにくくする為」の投資方法であり、将来の夢や目標の為のまとまった資金を作る手段の一つです。決して大きく勝つ為の投資方法ではありません。

またその手段(システム)を利用するには、コストを利用者が負うのも当然です。

なぜなら金融機関はボランティアではなく、営利を目的としているからです。また積立の仕組みがあることで、利用者は安い金額で株式ファンドに投資することができます。

 

【積立投資でより大きなリターンを得るには】

それでも積立て投資でより大きなリターンを目指すなら、ある程度相場を予想し、商品や自分の中のルールの範囲で価格が低い時により多く口数を買う努力をする必要があります。

そして「否が応でも価格が平均化される」という不都合を逆手にとって、よりボラティリティ(値動き、変動率)の高い株式ファンドなどの資産に投資をする事です。この時、短期的な株価の変動に対して右往左往する必要はありません。

 

最近の香港のIFA(独立系投資顧問会社)のポートフォリオを見ていると、幾つかのIFAは「リスクオフ」の為に、株式ファンドを売却し債券ファンドの比重を増やしています。

IFAは開始時期も満期も異なる数千、数万という契約のポートフォリオを見なければなりません。従って契約者の年齢が異なる契約も、運用期間が異なる契約も関係なく業務効率を上げる為に同じポートフォリオで組む為、しばしばこの様なポートフォリオの変更を見かけます。

安定的な債券ファンドなどの資産に積立て投資をしていては、いつまで経っても資産は増えません。IFAには年間1%〜2%のポートフォリオ管理手数料を払っていますので、この様な運用ではむしろコスト負けして資産が目減りしてしまいます。

以上の理由から私は、オフショア積立投資はIFAに頼らずにご自身でポートフォリオを組むことを推奨しています。

 

あなたのポートフォリオは大丈夫ですか?