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2017年09月16日

【会員専用 Weekly No.117】今週のFOMC前に、利上げシナリオ戻る

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  1. 今週のFOMC前に、利上げシナリオ戻る

  2. 政治リスクから企業業績に転換か

  3. 国内の8月企業物価指数、8年10ヵ月ぶりの伸び

 

Weekly 9月19日

今週のFOMC前に、利上げシナリオ戻る

15日朝方、北朝鮮が東方へミサイルを発射、一時的に緊張が高まり円はNY為替市場で110円台だったが、シドニーで109円台に一時的に突入。前日からミサイル発射準備などが伝えられており、北朝鮮の国連制裁決議への反発は想定内でもあった。市場が落ち着いているのは、漠然としたイメージだが、米国情勢が落ち着いていることも背景にある。トランプ大統領の11月日中韓訪問が伝えられ、一時米国内で荒れたトランプ降ろしが終息している印象を与えた。イエレンFRB議長の続投観測が流れ、金融政策への信頼感が戻っていること、25日に減税案が提示される予定にあり、波乱の芽になる恐れがあった「ドリーマー」残留制度(幼少期に親と一緒に不法入国した人々の残留を認めるDACA制度)でトランプ大統領が米民主党と合意が近いとの認識を示し、水面下でハリケーン被害対策が議論されていることなど、政策進展への期待が出てきていることが市場の根底にある。

今週は米FOMC(連邦市場公開委員会、19-20日)が接近、直前の最後の有力データとなる8月米CPI(消費者物価指数)が発表され、前月比+0.4%(事前予想+0.3%、7月+0.1%)となった。前年同月比では+1.9%、インフレ目標の2%に近付いた。これにより、12月利上げ観測が戻り、金利先物市場の確率は40%程度から50%程度に戻った。10年物国債利回りが2.1%割れとなる局面でも、「2%の壁」(実質金利がマイナスとなるリスク)が囁かれていたが、2%の壁を証明した格好。14日は一時2.225%に上昇、終値は2.1865%。15日は2.20%で引けた。なお、FOMCでは金利据え置き、4.5兆ドル規模のFRB保有米国債・MBS(住宅ローン担保証券)の縮小計画が示されると見られている。NYダウは大統領専用機受注を囃したボーイングが牽引役となって最高値を更新している。S&P500も15日初めて2500ポイントに達した。しかし、NY株式市場では最高値圏で物色は目まぐるしく変わっており、売り買い交錯の状況が続くと思われる。