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2017年08月26日

【会員専用 Weekly No.114】ジャクソンホールイベント通過

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  1. ジャクソンホールイベント通過

  2. 公益事業関連株を評価する流れが来るのか

  3. 日本株と円の相関関係が薄れてきた

Weekly 8月28日

ジャクソンホールイベント通過

注目のジャクソンホール会合での講演は、イエレンFRB議長が25日午後11時(日本時間)、ドラギECB(欧州中央銀行)総裁が26日午前4時に行われた。イエレン議長の講演テーマは「金融の安定」。9月FOMCの政策に言及することはなかった。一方、ドラギ総裁もユーロ高を懸念する発言もなかった。このため、ユーロは対ドルで2015年1月以来の水準(ユーロ高)となった。市場加者は米金融引き締めは極めて緩やか=年内利上げ観測後退と受け止めたかもしれない。一方、株高など「金融不均衡」に言及することもなく、言い換えれば、消極的でも、市場参加者は株高持続へのお墨付きを求めていただけに、NYダウは一時123ドル高(引けは30ドル高)まであった。

ドラギ総裁は、もっと慎重に金融政策への影響を避けたようだ。6月末にECB年次政策フォーラムで「デフレ圧力はリフレに変わった」と述べ、ECB政策の変更、金融緩和策終焉を示唆したと受け止められ、大幅なユーロ高の流れとなった。既に、来年の利上げ観測やユーロ高弊害の議論に(市場が先走って)移っているため、大勢は、ドラギ総裁は慎重な発言に止めると見ていた。ジャクソンホールの講演は「不安な8月」に一応の終止符を打てたか、今週の動きを注目したい。

トランプ大統領が、NAFTA や米韓FTAの見直しや撤廃、対中貿易赤字の大幅改善に強い意欲を見せており、「保護主義」的姿勢は変えていない。むしろ、バノン氏解任で強い支持をしている保守的白人層からの批判を避けるため、当面、強硬姿勢を変えない可能性が高い。先週はメキシコの壁建設に必要なら政府機関閉鎖と言及し、市場が動揺・嫌気した。共和党ライアン下院議長が債務上限引き上げ法案の可決に楽観姿勢を示したが、シンクタンクから「10月2日」期限との報告が出され、10月満期のTB(短期債)利回りが上昇したと伝えられた。「健全なグローバル経済の安定拡大」に、金融面からどういったサポートがなされるかも、市場が安心感を求めている要素と考えられる。