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2017年06月25日

【会員専用 Weekly No.106】カギを握るのは米国債利回りの動向

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  1. カギを握るのは米国債利回りの動向

  2. 下半期に向けていくつかのシナリオ

  3. 注目される都議選と国政

Weekly 6月25日

カギを握るのは米国債利回りの動向

13日発表のバンカメ・メリルリンチの月間ファンドマネージャー調査では、「米株式は過大評価されている」と見る投資家は44%(前月37%)、過去最高(ITバブル期を上回る)となった。ネット関連株が「割高」としたのは約57%、「バブル状態」は18%。「米株が最も割高」84%。機関投資家はそれでも市場に付いていかないといけないので、ハイテク関連株の「オーバーウェート」37%(前月33%)とポジションを増やしている。この調査はFOMCでの追加利上げを織り込んでいないが、現状でもそれほど大きく変わっているとは思われない。微調整が繰り返されながら「株式シフト」が続くものと考えられる。むしろ、5企業が代表するIT化、AI(人工知能)化の流れ、景況感に対する市場での攻防が強まる可能性も考えられる。もう一つの攻防軸は米金利動向。先々週末の米10年物国債利回りは2.15%。先週末は2.14%だった。昨年11月のトランプ当選時の1.8%水準から、3回分の利上げ分(0.75%)を加算すれば2.55%、11月時点で昨年12月分を織り込んでいたとしても2.3%(1.8%から0.5%加算)水準が妥当との見方から判断すれば現状のレベルは低すぎる。先々週末発表の5月米住宅着工件数が年率換算で前月比5.5%減と8か月ぶりの低水準に落ち込んだことが利回り低下の要因ともいわれている。消費者物価指数、小売売上高など軒並み弱く、9月以降の利上げシナリオに懐疑的な見方が強まった。債券が買われると利食い資金が株式にシフトするので米株の基調は崩れないかもしれない。反面、米利回り低下はドル安を招くので、円高で日本株などの基調は強くならないことになる。しかし、このまま一方的に流れるとは思われず、債券強気派が目論んでいるとされる10年債2%割れに一気に持って行ける状況でもなさそうだ。