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2017年06月18日

【会員専用 Weekly No.105】揺れる米景気の行方

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  1. 揺れる米景気の行方

  2. 世界的に年金不足で企業が牽引する時代到来

Weekly 6月17日

揺れる米景気の行方

14日、NY時間朝、FOMCの結果発表前に米債利回りが急低下、ドルが売られた。米10年物国債利回りは一時2.103%、昨年11月10日の大統領選直後の水準。ドル円は一時108.84円となった。この日の朝方、二つの経済統計が発表されている。ひとつは5月小売売上高で、前月比0.3%減(市場予想+0.1%)、1年4か月ぶりの大きな落ち込み。前年同月比では+3.8%だが、自動車販売の減速、ガソリン値下がりによる影響、百貨店販売1.0%減など消費形態の変化などが背景。もうひとつは5月消費者物価指数が予想外の前月比0.1%下落(市場予想横ばい)、前年同月比は1.9%上昇で、4月の2.2%上昇から低下した。この2つの経済統計でFOMCの利上げ(今回以後の)は難しいのではという見方が市場を支配していた。さらに追い討ちを掛けたのは原油相場の急落。米週間石油統計でガソリン在庫が約210万バレルの増加。夏のドライブシーズンで市場は45.7万バレルの減少を見込んでいたため、ガソリン先物が急落、WTI原油先物も1.73ドル安の44.73ドル/バレル。終値としては昨年11月14日以来の安値。こうした要因で一気に景気に対する悲観論が強まり、仕掛け的な動きで米国債利回り低下、ドル安となったが、FOMCの結果は予定通りとなった。政策金利を0.25%引き上げ、1〜1.25%とし、年内もう1回の利上げ姿勢を崩さなかった。加えて、FRBのバランスシート4.5兆ドル規模の段階的縮小を表明した。早ければ9月にも「政策正常化プロセス」を開始する可能性がある。償還分の米国債については、月間当初60億ドル規模で再投資を見送り、その後上限300億ドルに達するまで1年かけて3カ月おきに60億ドルずつ増やす計画。単純に見れば、金利上昇圧力になる。その分を海外投資家に依存すればドル買い要因ともなる(国債以外の住宅ローン担保証券も月50億ドル相当削減との見方がある)。

ただ、市場はFRBの姿勢に懐疑的なようだ。短期金利先物市場では、