AMI blog

2017年06月11日

【会員専用 Weekly No.104】イベント通過もカギは米10年国債

会員専用ブログの記事です。

続きを読むにはパスワードが必要となりますので、こちらから会員登録をお願いします。

■■------------------------------------------------------------------------------------------------■■

  1. イベント通過もカギは米10年国債

  2. 日米自動車メーカーの哲学の差

  3. 粘り強くなった日本株

 

 

Weekly 6月11日

1.イベント通過もカギは米10年国債

注目されていた8日のコミ―前FRB長官の議会証言は新しい材料が無く、ECB(欧州中央銀行)理事会はインフレ見通しの引き下げで若干ユーロ安に響き、英総選挙は事前の報道で保守党の過半数割れ観測により英ポンドが急落する展開。基調としては、こうした大きなイベントの前から出始めていた仕掛け的な動きを一旦手仕舞う流れがイベント消化後も続いた。今後の金融市場のカギを握るのはやはり米10年国債利回りだろう。先週は2.14%まで利回り低下、イベント通過後に2.2%で週を終えた。ロイターによると、英金融大手HSBCは7日、2017年末の米10年債利回り予想を30ベーシスポイント引き上げ1.9%とした。HSBCは顧客向けメモで、新たな予想数値は微調整であり、見通しを変えたわけではないと指摘。米経済は更なる金融引き締めに耐えられるほど強くなく、HSBCの予想は市場コンセンサスを引き続き下回っているとした。高水準の債務を抱える米国が大幅に金利を引き上げることはできないとの従来の見方が背景にあり、日欧の低金利政策も影響するとしている。ただし、18年末の予想は2.3%で緩やかな上昇を想定しているそうだ。このHSBCの予想が投機筋の狙いに合致しているのかどうかわからないが、投機筋は2%割れを狙っているのかもしれない。もしかしたら、金利低下を煽りながら、為替(ドル売りポジション)や原油先物市場で稼ごうとしているのかもしれない。さらに推理を膨らませると、トランプ政策の失速と混迷、世界的な低インフレ、中国経済の下向きなどが考えられる。次のターゲットは13〜14日の米FOMCの声明文で果たして投機筋はどういった動きを見せるか注目したい。