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2017年06月03日

【会員専用 Weekly No.103】米株最高値更新も政治リスク高い

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  • 米株最高値更新も政治リスク高い
  • 英総選挙の行方とEU離脱交渉
  • 本格的な上昇トレンドに向かう日本株

 

 

Weekly 6月3日

米株最高値更新も政治リスク高い

6月最初の商いはNY市場で雇用統計の前哨戦(経験則ではあまり当てにはならないが)である民間のADP雇用報告が25.3万人増と市場予想18.5万人増を大きく上回ったこと、ISM(供給管理協会)5月製造業景気指数が上向いたことなどで楽観論が広がり、米株式3指数揃って最高値を更新した。NYダウもついに、3月1日の2万1115ドルを抜いた。米10年債利回りは上昇したが、終盤で2.217%(前日2.198%)と利回り上昇は限定的。「6月利上げ」後の利上げシナリオを慎重に見る姿勢が依然強いと思われる。また、WTI原油相場は一時1.7%高の後、終値は4セント高の48.36ドル/バレル。トランプ大統領の「パリ協定」離脱表明がシェール生産増大につながるとの需給懸念が圧迫していると見られる。なお、国債利回り上昇を抑えたのも、パリ協定離脱が政治リスク(特に欧州とトランプ政権の軋轢)としてとらえられているからだろう。またコミ―前FBI長官の議会証言が8日の上院情報委で実施予定との報道も出ており、不安定要素を抱えたまま、「月替わり」の軽さが示されたと考えられ、その持続性を問う局面と思われる。

上級顧問・娘婿のクシュナー氏の「ロシアと秘密回線打診」が新たな疑惑として登場している。クシュナー氏はトランプ初外交の中東歴訪を演出し、対サウジ武器売却(1100億ドル相当)やブラックストーンのインフラファンドへの200億ドル投資をまとめたとされる。ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン共同創業者・CEOはトランプ政権のビジネス諮問委員会を率い、今回のサウジ訪問に同行している。ブラックストーンは13年以降、クシュナー・カンパニーに4件の事業で総額4億ドル超の融資を行っており、両者の結び付きは深いと見られる。ブラックストーン株はサウジの投資が発表された後、8%以上値上がりしており、クシュナー問題が広がると、ウォール街を揺さ振るリスクがある。なお、2日発表の雇用統計では、就業者増は予想を大きく下回る13.8万人だったが、失業率は4.3%と2001年5月以来の低水準となった。今回の予想を下回る就業者の増加でも6月利上げの可能性は高い。